851533 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

あとう和之のホームページ

あとう和之のホームページ

猛暑を何とかして

Q3:東京って夏、死ぬほど暑いんだけど、何とかならないの!?

A3:

うーん、暑いです。ほんと。
去年は東京の最高気温42.7℃なんですって!
観測で42.7℃ですよ。場所によっては絶対50℃近くいってますよね。

やっぱり手軽にできるのは、「打ち水」ですよね。
道路や家に、いちど使った水をまくってやつ。
くわしくはここ
いろいろ試算はありますが、これで2℃さげられます。
クーラーをとめてやってみるのは、なかなか粋ですよ。私もやってます。

でも。

じつは、東京だけまわりにくらべて異常な高温になっているんですけど(これをヒートアイランド現象といいます。熱を等高線でむすぶと、都市部だけが異様に高温になっているから)、これは、実は現在の東京都の政治にかかわりがあります。

いま石原都政は、超高層ビルをたてやすくするように、環境などへの影響をしらべるアセスメントの基準をゆるゆるにしています。石原都政になって、都心の再開発がすすみ、巨大ビルで51棟ぶんもあらたに建てられています。そして、そこにアクセスするための道路づくりなどに巨額の税金をそそぎこんでいます。

この結果、自動車交通やコンクリートのビルが大量にふえて、都市の気温があがっています。

それだけじゃないんです。

じつは、こうやってできた港区汐留などの巨大ビル群が、海からの風をさえぎっています。海から風がふいてくることで、これまで東京全体が冷やされていたんですが、これがビルによってさえぎられ、熱をためこんでしまうようになったのです。

石原知事だけでなく、これに自民党や民主党、公明党も賛成しているんです。自民党は02年6月18日の本会議で「都心で環境アセスは不要」といい、民主党は03年3月5日の予算委員会で「借金をもっと増やして公共事業をふやせ(都債の追加発行による投資的経費の増額)」を要求し、公明党もアセスの改悪を「理解いたします」(02年6月18日代表質問)とのべる始末。ああ、茶坊主の議会。

こういう石原都政の「再開発」いけいけどんどんのやり方を、改めて、都市の成長を都民がちゃんと管理できるようにしないといけないと思います。ヨーロッパではこの考えは当たり前なんですね。

私は、ヒートアイランドとたたかうために、都議会で次のことをやりたい。
●環境アセス条例を改正して、ビルの建設を住民がチェックできるようにする。超高層ビルの乱立をコントロール。
●風の通り道や、ビルの緑化、公園をふやすなどして温度をさげる「クールスポット」化をすすめる。


余談ですが、ビルの屋上を緑で覆う「緑被率」をたかめるのもそのひとつ。
共産党本部の新しいビルは、東京の基準の前に、基準以上の「緑被率」にしています♪





© Rakuten Group, Inc.